デトックスってなんだろう?

デトックスという言葉が目につくようになっています。デトックスとは「Detoxification」という英語の短縮形「Detox」であり、「取り除く」「解毒」といった意味です。私たちの生活環境の中には残念ながら沢山の有害物質が存在し、日々の暮らしの中で知らず知らずのうちに身体に取り込まれています。一般的には毒素と呼ばれる物質で、そのほとんどは重金属、合成化合物です。少量であれば人体に及ぼす影響もほとんどありませんが、これらが毎日摂取され、体内に溜まっていけば、いつか体のどこかに何かしらの症状が発生する可能性は否定できません。普通には食事をしていても、胃や腸では栄養素などの体に有用なものの他に、アルコールや食品添加物などの有害な物質まで吸収してしまいます。肝臓は体内に入ってきた有害な物質を無毒化し、胆汁に含めて便として、また腎臓を経由して尿として体外に排泄する作用があります。この解毒作用は体外から入ってきたものだけに限らず、体内で発生した有害なアンモニアや老廃物などにも発揮されます。( 肝臓の解毒作用)

さて、私達がよい食生活さえしていれば、身体の副腎機能が正常である限り、肝臓・腎臓をはじめとした臓器が有害物質を体外に排除します。それにも関わらず、少し過剰にも思える健康志向者が"健康回復のためにデトックスをしよう"と、いろいろな健康方法を提唱しその効能を標榜しています。たとえばミネラルウオーター、ハーブテイの飲用 、キチン・キトサンの摂取 、入浴剤を用いた入浴、ゲルマニウム温浴など広義での湯治 、イオンデトックス、岩盤浴、 マッサージ、電磁気器具を用いたエステティックサロン、 絶食、 キレーション療法、等です。何一つ特別な方法ではありません。汗を出し、便秘を解消して宿便をとり、毒素を出せばよいのです。

☆デトックス効果をあげるための食材には次のようなものがあります。
毎日の食事は人間の身体の資本となるものであり根源でもあります。また食材によっては体内に侵入した毒素を上手に除いてくれるものもあります。特に野菜の中に含まれる成分の多くが体内の毒素を中和したり、消してくれたりします。ほうれん草を始め、ゴボウ、キャベツ、アスパラガス、トマト、にんじん、ニラ、パセリ、ブロッコリー、ねぎ、たまねぎ、小松菜、大根、きのこ等。また、果物では、りんごやスイカ、オレンジ、アボガドやグレープフルーツもそうです。食事で行なうデトックスに野菜や果物は必要不可欠な食材です。他に豆類では、大豆、小豆、アーモンドなど。雑穀では、はと麦や玄米、さつまいもやこんにゃくなど、特に玄米は栄養価の高さはもちろんですが、胚芽玄米にはフィチン酸というとても抗酸化作用の強い成分が含まれています。これがデトックスに大きな効果を与えてくれるのです。また、小麦胚芽も同様の効果がある食材です。栄養素が高くビタミンEも多く含まれており、このビタミンEが抗酸化作用を生み出します。魚介類は、イワシ、ワカサギ、タコやイカ等、貝類は非常に効果が高く、あさりやホタテ、牡蠣等も同様です。海草ではとくにわかめや昆布、メカブは有効な食材といえます。

デトックス効果を、といっても要するに毎日バランスよい食生活を実践すればよいのです。毎日の正しい食生活そのものがデトックスだと思っています。出来るだけよい素材、この土地でとれた、この時期の材料をいただくことがポイントでしょう。地産地消です。

【管理栄養士 藤原】