食品中の塩分量

高血圧の治療には食生活を整えることも重要で、そのポイントは摂取エネルギーと塩分を適量にしバランスを整えることです。摂取エネルギーが過ぎてしまうと体重が増加し血圧上昇の危険因子となります。そして過剰な塩分摂取が血圧上昇に繋がりやすいことは皆さんご存じの通りです。普段から薄味を心がけている人でも適正な塩分量を実行できている人はごくわずかです。そして薄味の料理にしても分量を多く食べてしまうと結局は塩分オーバーに繋がることもお忘れなく。高血圧の治療目標では塩分摂取量を1日6g以下としていますが、この『6g』量がわからない・・・と悩まれている人も多いようなので、今回はいろいろな食品の塩分量を紹介します。今後の食事の参考になさって下さい。なお、詳しい塩分調整の方法等は高血圧教室や食事相談でも行っていますのでご参加下さい。

*1日6gの塩分量なので、1食の目安は2gです。

食品名(およその目安量) 塩分g 食品名(およその目安量) 塩分g
梅干13g(1個) 2.2 ほんだし かつおだし(小サジ山1) 1.3
低塩梅12g(1個) 1.2 味の素kkコンソメ(1個) 2.3
たくあん30g(5切) 1.3 中華あじ(小サジ1) 1.2
白菜キムチ30g 0.7 カップヌードル(1食分) 4.8
明太子60g(1個) 3.4 日清焼きそばUFO(1食分) 5.3
ちりめんじゃこ10g(大サジ2) 0.7 インスタント味噌汁 あさげ(1食分) 2.3
塩サバ150g(半身) 2.7 レトルト ディナーカレー中辛(1食分) 2.8
焼き竹輪・大100g(1本) 2.1 おにぎり こんぶ(1個) 1.4
ロースハム・薄切り15g(1枚) 0.4 いなりずし(3個) 2.1
あらびきソーセージ20g(1本) 0.5 食パン6枚切り(1枚) 0.8
卵豆腐110g(1パック) 1.0 あんぱん82g(1個) 0.6
スライスチーズ17g(1枚) 0.5 かた焼きせんべい醤油23g(1枚) 0.5
紀州茶漬(1袋) 1.5 しょうゆラーメン(1人前) 8.1
イカナゴ佃煮10g 0.6 かけそば(1人前) 6.4

塩分早わかり 女子栄養大学出版部 参照
〜〜ナトリウム量を塩分に換算する方法〜〜
食品の栄養成分表示に塩分量の記載がなくても「ナトリウム」の表示から塩分量を換算します。
◇食品の食塩含有量(g)=食品表示の「ナトリウム」(mg)×2.54÷1000
◇例)三角サンドイッチ Na(ナトリウム)930mgの場合
930×2.54÷1000≒2.4g 
となるので、このサンドイッチの中には2.4gの塩分を含んでいることとなります。

*カロリー豆知識*

Q.カロリーの高いのはどれ?低いのはどれ? (100g当たり)
@ 豚ヒレ肉 A豚ロース肉 B豚バラ肉 C豚モモ肉 Dウインナー Eベーコン 

A.@115kcal  A263kcal  B386kcal  C183kcal  D321kcal E405kcal
※上の枠内をマウスでドラック(左ボタンを押したまま横に)してください。答えがご覧いただけます。

100kcalの豚肉を食べるとすると、ヒレ肉なら約100g食べられますが、バラ肉なら30g、ウインナーなら1.6本、ベーコンなら1.3枚しか食べられません。
(ウインナー1本約20g、ベーコン1枚約20g:五訂食品成分表参照)

【管理栄養士:東】