献血のお話 

採血の時に、「献血してもいいですか・・・?」と聞かれたことがあります。献血には、年齢や体重などさまざまな基準が設けられています。そこで、今回は献血の基準についてお話いたします。

基本的な献血の基準は以下の表にある通りです。

献血の基準を満たしていても、献血を希望された方への負担軽減や輸血を受ける方の安全を守る理由から、献血できない場合があります。各種の病気で治療中の方は当然ですが、輸血歴、臓器移植歴のある方、1年以内にピアスの穴をあけたり、刺青をいれた方も献血の適格者にはなりません。また出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)をされた方は、治療後3日間は献血できません。

科学技術や医療技術が進歩した現在でも血液の機能を完全に代替できる手段はありません。特に冬から春にかけて風邪などで体調を崩す方が多いこともあり、献血者が減少傾向にあるようです。献血の可否に関して、詳しくは赤十字血液センターのホームページをご覧ください。献血実施場所・時間や必要血液情報などが掲載されています。

参考:日本赤十字社ホームページ               

【臨床検査技師:宮原・田中】